1 題材の目標   2 題材の評価規準 3 主な学習内容と評価 アドバイス 資料
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美術Ⅰ 彫刻 1年 4時間 課外8時間
紙と鉛筆を使ったスケッチでは、立体から平面への変換技術が養われ、粘土によるスケッチでは、立体的な観察力が養われる。
身近に手に入る土粘土を使って、小動物などをスケッチし、手づくりの窯で焼成しよう。
題材の特徴

ポイント1 粘土の性質を知ろう ────────────────────────── 
粘土は、微細な土と水でできており、水の割合によって性質が大きく変わる。
通常「耳たぶ」位の柔らかさが扱いやすいとされているので、実際に試しながら肌でそれらの性質を体感させたい。

ポイント2 保存には、炎の力を借りる ─────────────────────── 
粘土は、水を加えて練り直すことによって、何度でも使えるようになる。気に入った形ができるまで、粘り強く挑戦させたい。
気に入ったものができたら、焼成して思い出と一緒に保存しよう。

ポイント3 四次元で思考する ──────────────────────────
縦、横、高さの三次元でスケッチするには、さらにその上の四次元(時間)で把握し思考する必要がある。
三次元を二次元に変換する絵画とはまた違った思考をする必要があり、それが立体の醍醐味でもある。

ポイント4 粘土造形の効用 ────────────────────────────
モチーフとしては、人物や動物、空想の生き物などが考えられる。じっくりと対象と向き合いながら、粘土の感触を指や手のひら一杯に味わい、創り出す楽しさや喜びを体験させたいものである。
社会教育センターでの実践より
題材1 「粘土でスケッチ」